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【ネタバレ注意】【逆転裁判2】[逆転裁判]どうしても納得いかないストーリーにツッコミを入れます。

 

逆裁2をやってどうしても納得がいかない話目について。

 

理不尽な点

裁判パート・糞ピエロの証言のときです。彼が大きな音がしたから外を見た→マックスが団長を殴った、と言っていますがこれは矛盾していますね。大きな音、つまりそれは殴った音、のはずですからその時団長は既に倒れているので、更に殴るはありえません。これはすぐ気づくし、証拠を突きつけると成歩堂がそのツッコミを入れてくれます。

でもこのタイミングでもう一つ、気づけるでしょう。団長が突っ伏している写真を見れば分かる通り、別人の足跡がありません。ここで、マックスが殴ったならそこにいた時足跡がついてないのはおかしいだろう、ということです。残念なことに、ピエロにその写真をつきつけると周りに理解されずペナルティを食らいます。ちょっと理不尽すぎやしませんか。

※1 この話の時点ではまだマックス(らしき人影)が空を飛んだ話は出ていません。つまりそこに2人目がいるはずないというツッコミは妥当です。

 

理不尽と思う点2つ目。マックスの胸像を団長の頭に落としたとき、団長が来ていたマックスの衣装(マント)が勢いで胸像にかかり、そのまま引き上げられた点。事件がほぼ偶然のみで出来上がっているとしか思えません。正直な話、ここの回答でゴリ押しと言うか無理やり過ぎて呆気にとられました...誰が想像出来るんだろうと思いつつもまあ無理やり自分を納得させながら進めましたが。
事件を振り返ると、計画的にやった部分はアクロがミリカを呼び寄せ、殺害しようとしたところのみ(失敗して団長が犠牲になった)。まぁ計画殺人ってことで重罪なのは間違いないんですけどね...

 

個人的に不愉快な点

アクロとバットが兄弟揃って不憫すぎます。バットは意識不明の重体なので致命的、アクロも下半身麻痺+殺人罪の前科持ち(御剣の計らいで特赦?)でサーカス団員としては死んだも同然...アクロはそれまで出てきた中で一番まともな証人、かつ真犯人で風格もあり人格もまともにもかかわらず彼を追い詰めなければならなかったことは心苦しかったです。彼よりむしろ途中出てきたベンとか糞ピエロを追い詰めたかったです(笑)よく終わりよければすべてよしなどといいますがこの章はその逆で、物凄く後味が悪い結末でした。それもあって納得がいきません。正直なところ、途中の経過もあってこの章に限り狩魔サイド、証人を応援したくて仕方ありませんでした(笑)例えるなら、特撮ヒーローモノでは必ず主人公サイドが勝利してしまうので悪役を応援していたことがありましたが、あんな心情です。

 

この事件の本当の加害者と犠牲者

一番の犠牲者はレオン(銃殺されたライオンのこと)と判断します。調教されたとおりに生きてきて、意図せずくしゃみをさせられた結果バットが大怪我をしてその責任を一方的になすりつけられて殺処分です。コイツは本来何も悪くないのに、可哀想過ぎます。動物愛護団体にでも訴えられたらいい。

そして加害者ですが、ミリカ以外に考えられません。半年前の事故はバットの悪ノリも半分原因だったとは言え、バットに無茶をさせた(そして結果的に怪我の原因を作った)のはコイツだし※2、その事故を反省していないせいでアクロに犯行の動機を与えたし、前述のレオンの死因まで作ったことになります。そう見れば今回真犯人のアクロはむしろ本当は被害者側とさえいえます。だから、この章のストーリーに全くのめり込めないし、納得がいきませんでした。

 

※2 当時、万一の自体を想定してバットの悪ノリを止めるべきだった

 

まとめると

この章だけはアマゾン評価するなら☆1を間違いなくつけます。ほかは☆5つけても良いのに。逆裁自体は好きだし2も名作だとは思います。しかしどうしてもこの章だけは許せなかったのであえてダラダラと書きました。